ときどき文化

 美術、音楽、ワークショップの感想など

美術

あれこれ その2

●絵画の時間画家の山口晃さんが、京都芸術大学で公開講座の授業。『型と創造』についてのお話、むちゃくちゃ面白かったです。画家・山口 晃の独特すぎる表現はどこから? 京都芸術大学 公開連続講座「日本芸能史『型と創造』」レポートhttp://hotozero.com/e…

鑑真和上の夢

コロナ~! ずいぶん長引いているじゃないか・・ おお、コロナ~~!! (この像を見ると、なぜかこういうセリフが‥) 今日のめあてはこちら 色がよいのですよねぇ・・. 神戸市立博物館にて、東山魁夷の障壁画展です。唐招提寺の御影堂(みえいどう)に納め…

コシノヒロコ展

兵庫県立美術館へ、コシノヒロコ展を見に出かけました。 自画像かな。インパクトあります。 絵と服の組み合わせで展示されています。素敵やなー華やかなのもいいですが、こういうシンプルなのが、やっぱり好きだなーと思います。 あと、けっこう不思議な味わ…

美術館 建設記録

大阪中之島美術館(2022年に開館予定)の建設のようすを記録した映像が、オンラインで配信されるみたいです。めずらしいですね、こりゃ。 ↓ 京阪電車 なにわ橋駅|アートエリアB1|ラボカフェ|「ビルダーズ/工事記録に見る都市再考 〜大阪中之島美術館〜」…

皆川明の世界

「ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく 」展(兵庫県立美術館)を、会期終了まぎわに観に行ってきました。 エントランスに、クッションが敷き詰められています。その数、約330個。てっきり手で触っていいものだと思って、触りまくってしまいました。すみません…

わびの探究

先月、逸翁美術館(大阪)の展示「わびとサビとはどう違う?」を観に行ってきました。 ※会期は9月6日まででしたわびとサビの違いなど意識したことがありませんでしたが、サビの方は、時間の経過が関係しているんですね。古びて出る味わいがサビで、わびの方…

ちょいと面白そう(オンライン ワークショップなど)

ちょっと面白そうなワークショップ(オンライン版)を見つけました。(感想も追記しています) ひとつめは、あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」の再開に向けて尽力されたアーティストをむかえたワークショップです。アーティストワークショ…

静かな展示室

大阪市立美術館で開催されている『フランス絵画の精華』展を観に行ってきました。 雨のためか来場者はそれほど多くはなく、さらに(感染予防のため)会話はご遠慮くださいとあって、展示室内はとてもしずか。チラシに掲載されているような華やかな女性像にひ…

久しぶりの美術館

軒並み休館していた美術館が再オープンしました。 にゅっ トッ トコ トなかなか可愛い。時間と体力があれば、もっとゆっくり観て回りたかったです。 兵庫県立美術館 2020年度 コレクション展I あら、なんと。 明日 6月14日(日)は、観覧無料のようですよ…

ちらしの美

ちらしとかポスターの類が好きで、見に行った美術展や催しのちらしはだいたい保存しています。さらに、見に行っていなくても、魅力的でどうしても手放せない、というちらしがけっこうあります。 ●わざゼミ2010報告展(2011年、京都芸術センター)わざあり。 …

よい建築

少し前に出かけた 『TOOTH TOOTH maison 15th』 トゥーストゥース メゾン ジュウゴ (と読むらしい) 神戸市立博物館の裏手で、お茶できるお店です。(ランチやディナーもある) アートな店内。 一杯数百円のティーで、えらい贅沢な気分にさせてもらいました…

印象派との対話

ハイハイどうも~

ディオールの宴

「ディオール、パリから日本へ」展が、大阪・阪急うめだ本店で開かれています。 華やかなり。刺繍入りラフィア ジャケット&ショートパンツのセットアップと桜の刺繍入りチュールスカート/マリア・グラツィア・キウリ(2017年 春夏 オートクチュール) 桜の…

浅野竹二展

伊丹市立美術館(兵庫県)で、「浅野竹二 版を奏でる」展が開かれていました。 かわいいなーと思い、最終日に行ってきました。木版画です。 こちらは《露店の女》。売っているのはべっこう飴か、風車か・・ 《夜のサキソホン》 楽器と一体化してます。 作者…

初訪問 福田美術館

昨年(2019年)の秋、京都の景勝地・嵐山に、こつ然と美術館が現れました。渡月橋と嵐山を一望できる超一等地に、日本画の大家の作品がずらりと揃っていて、「えっ、いつの間に、誰がつくったんですか?」という唐突さです。(自分が知らなかっただけなんで…

撮る展示

会期終了直前に、かけこみで観に行ってきました。 「ラファエル前派の軌跡展」(あべのハルカス美術館)週末でしたが、恐れていたほどの混雑はなし。会場に行ってはじめて知ったんですが、撮影OKの作品がけっこうあったのですね。展覧会の広告にも使われてい…

布を織る

布を織ることに昔からなんとなく興味があり、織物の体験講座に参加してきました。「素材から学ぶファッション~丹波布を織る」会場は、神戸ファッション美術館です。 丹波布は、兵庫県の丹波地方を中心に織られている素朴な風合いの布。糸は手でつむぎ、化学…

アフタヌーンティーへのいざなひ

神戸ファッション美術館の展示を見に行きました。展覧会の名は、正しくは「アフタヌーンティーのよそほひ」。 典雅な時代のかほり高い展示。紅茶欲が高まります。ティーセット、茶道具、紅茶缶のデザイン、時代によるドレスの移り変わり‥「ああ、紅茶が飲み…

2019年に観た美術展 in 関西

「今、どんな美術展をやっているかな」と調べたいときに見ているインターネットミュージアムというサイトがあります。読者からの美術展レポートを募る「エリアレポーター募集」という記事に目がとまり、2018年の終わりからレポートをはじめました。そろそろ1…

踊る美術鑑賞

兵庫県立美術館にて、↓ こちら の活動に参加してきました。 内容は題名の通り。美術館でダンスをするのです。 こりゃ面白そうと、いそいそ出かけてきました。 ・・・ 作品をみて感じたことを体で表現することで、美術品の新しい見方や発見につなげよう、とい…

鎮守の森の白昼夢

前回の「未来の遊園地」に引き続き、チームラボの展示「下鴨神社 糺の森の光の祭」に行ってきました。イベントが行われるのは夜ですが、明るい時間帯はこんな感じ。 参道に置かれた巨大な卵が、ずっと昔からここに居たかのように自然に周囲になじんでいて、…

いやしのクラゲ

チームラボの展示「学ぶ!未来の遊園地」を、はじめて見に行ってきました。会場は、大阪・梅田の阪急百貨店。ときは夏休み、お盆前の三連休。同じフロアで開催されている鉄道模型フェスティバルの最終日と重なって、鉄道ファンの熱気と行列が渦を巻き、熱帯…

平均10秒

美術館に行った観客が、ひとつの作品をどのくらいの時間をかけて見るかというと、ある調査によると、平均10秒なのだそうです。大阪府立江之子島文化芸術創造センターの学芸員さんにお聞きした話です。たしかに実感としてそのくらいかなぁ、という気はしま…

フィンランド陶芸とマリメッコ・スピリッツ展

大阪の東洋陶磁美術館で開催されている「フィンランド陶芸」展、同時開催の「マリメッコ・スピリッツ」展に行ってきました。いつもは重厚な印象の東洋陶磁美術館ですが、今回は雰囲気が一変。 1階ロビーの様子です。中央に見える赤い花は、おなじみの柄<ウ…

マリメッコの花から陶の実へ

細見美術館の展示について、インターネットミュージアムへ投稿しました。 細見美術館「マリメッコの花から陶の実へ 石本藤雄展─琳派との対話─」 | インターネットミュージアム 先日の、神経を締め上げるような(?)超絶技巧とは対照的な、おおらかな作風。 …

本物そっくり道(続き)

あべのハルカス美術館「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」展について インターネットミュージアムに投稿しています。 あべのハルカス美術館「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」 | インターネットミュージアム とにかく、写実へのこだわ…

本物そっくり道

あべのハルカス美術館で開催中の『驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ』展を見て、なんでそこまで本物そっくりにこだわるのかと思い、出品している作家さんの講演を聞きに行ってきました。(ハルカス大学連携講座「金属に託す瞬間の美 超絶技巧への挑…

日本画をモノマネする

神戸アートビレッジセンターにて、ワークショップ『日本画をモノマネする』に参加しました。(2018年12月15日)ミュージアムを活用した教育を考えるミュージアムエデュケーション研究会によるプログラムの一つです。 「日本画をモノマネする」ーミュージアム…