ディオールの宴
「ディオール、パリから日本へ」展が、大阪・阪急うめだ本店で開かれています。
華やかなり。
刺繍入りラフィア ジャケット&ショートパンツのセットアップと桜の刺繍入りチュールスカート
/マリア・グラツィア・キウリ(2017年 春夏 オートクチュール)
桜の花に覆われたジャケット。
かっちりとした織り生地の素材は、ラフィアというヤシの葉の繊維らしいです。
ジャケットの下のほうに刺繍されている文字は、《ジャルダン ジャポネ》(日本庭園)。
そのお隣のコートです。
花柄の刺繍入りラフィアコート/マリア・グラツィア・キウリ(2017年 春夏 オートクチュール)
裾のほうを見ると、
絨毯か、厚手のカーテンみたい。・・ですが、意外にも先ほどと同じ、ヤシのラフィア製。
夏物の帽子や、カゴによく使われる素材のようです。
トワル(2018秋冬 オートクチュール)
シンプルな白いドレス。
コットンでつくられた仮縫いですが、これはこれで完成されている感じがします。
「一体、どこで着るんだろう」と思う服も。
《GIA-CIA-ME-SAN》刺繍入りグリーンシルクイブニングコートと刺繍入りパープルシルクドレス/ジョン・ガリアーノ(2007 春夏オートクチュール)
舞台衣装みたいですね。
歌舞伎の舞台に上げたい。
次の展示スペースでは、カバンや靴、帽子や現代アートも紹介されています。
シルバーリベット付きフェルトハット(2008 秋冬オートクチュール)
この帽子、かわいいな・・
(どちらが前で、どちらが後ろか、わかりませんが‥)
360度、ぐるっと回って見ましたが、どこにも生地の継ぎ目が見当たらない。
うまいこと成形できるもんですね。
最後の展示スペースでは、制作工程が映像などで紹介されています。
あの高価そうなバッグ、こんな風に作られているのか〜と、新鮮。めっちゃ手仕事です。
・・・
展覧会は3月22日(日)まで開催されています。(入場無料)
なんやかんやで、しぼみがちだった気持ちがうるおいました。
見るだけで幸福です。