ときどき文化

 美術、音楽、ワークショップの感想など

ちらしの美


ちらしとかポスターの類が好きで、見に行った美術展や催しのちらしはだいたい保存しています。

さらに、見に行っていなくても、魅力的でどうしても手放せない、というちらしがけっこうあります。

 

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●わざゼミ2010報告展(2011年、京都芸術センター)


わざあり。





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●京都創成座第7回公演 邦楽アンサンブル(2012年、京都芸術センター)


原画は手書きだと思います。
四隅に配置された動物は、四神というのかな。

東は青龍(せいりゅう)、西は白虎(びゃっこ)、南は朱雀(すざく)、北は玄武(げんぶ)




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北宋汝窯青磁 考古発掘成果展(平成21年、大阪市立東洋陶磁美術館


こんなデザイン、よく考えつくなぁ・・

東洋陶磁美術館の、青磁の展示ちらしです。
はりめぐらされたグレーの細い線は、漢字の輪郭線をデザインしたものだと思うんですが、青磁の貫入のようにも見えます。

(ちなみに ”汝窯” は、「じょうよう」と読むみたいです。)




こちらは舞台芸術の世界。

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舞台芸術の世界(2007年、京都国立近代美術館

なんでか分からんけど、好きです。




芝居のちらしも。

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泉鏡花天守物語/花組芝居(1997年)

イラストが良くてですね・・。(イラスト by 岡田嘉夫 )

B5サイズの、つるんとした紙です。




また、青磁っぽい色。(こういう色が好きなのか・・)

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●etote(京都で学ぶ、ものづくり教室「え と て」)受講生募集


かわいいやんか~。
サイズもかわいく、A5です。


イラストは、セキユリヲさんかな。講師をされていたみたい。

↓  裏面

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ジャン・コクトー

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ジャン・コクトー展(2005年、大丸ミュージアムKOBE)


この展示は、観に行ったかもしれない・・ むかし過ぎて、記憶があいまいですが。

B5サイズです。

↓ 裏面

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印刷向きの絵ですねぇ。



こちらは日本画ですが、近代的なのです。

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小林古径展(2005年、京都国立近代美術館


絵がかわいい。『竹取物語』。


最後は、手前みそですが(勝手に)コラボしたちらしを。

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●表面への意志(2006年、京都市美術館


また、この色‥。よほど好きなんですね。(そう言えば、このブログの背景色も・・)

カッパはあとから貼り付けたもので、もとは青みがかった色の変化と質感だけを見せる、超クールなちらしです。
自作のカッパを白黒出力してキリバリしたところ、意外になじみました。意味不明な感じで、気に入っています。

片づけははかどらずやはり気に入ったちらしはなかなか捨てられないということがわかりました。10年とか20年とか持っていて、今も手放せないので、たぶんずっと持っておくことになりそうです。


以上、すてきなちらし 保存版でした。