松屋町 練
ひさしぶりに、松屋町(大阪市)の『練(れん)』に行ってきました。
松屋町駅の出口を上がってすぐのところにある、古い蔵とお屋敷を再生してつくられた複合ショップです。
蔵が建てられたのは文化八年(1811年)。明治時代の半ばごろまで、晒蝋(さらしろう)とよばれる、ろうそくや鬢付け(びんつけ)油の原料がつくられていたそうです。
現在は、チョコレート専門店が入っています。
母屋の一階にある広間です。
以前は雑貨屋さんやカフェが入っていたと思いますが、
今はテナント入居待ちかな。庭の緑がきれい。
こちらは大正末年ごろに建てられたもので、かつては病院として使われていたこともあったそうです。
屋内から、中庭と門の方を眺めたところ。
深いひさしや軒のつくる陰が濃くて、外とゆるやかにつながっていて、
なんとも落ち着きます。
それにしても大阪の街中で、こんなに古い木造の建物がよく残っていたものだな。空襲の被害を免れたのは、奇跡的なことだったようです。
あっ
こんなところに、トリが。
おや、かき氷屋さん?(でも、よく見ると・・)
●より道
『練』にほど近い空堀商店街に、『趣佳』という名のうつわ屋さんがあります。
お店の前を通ると、つい中に入ってしまう、
買うつもりがなくても、つい一つ二つと買い求めてしまう(ことがある)
・・という、その名の通り、趣味のよいうつわを並べているお店です。
私が出かけたときは、松平彩子さんという作家さんのうつわが紹介されていました。
※8/9(日)まで
写真:お店のHPより
やさしい色合いのお皿です。
↓ 趣佳HP